かつらはウィッグとも呼ばれています。
ウィッグは、髪型や髪色を自由に変えられる便利なアイテムですが、汗やホコリで汚れたり、毛先が絡まったりすることがあります。
そんなときには、ウィッグの洗い方を知っておくと、長く美しく使えます。
この記事では、ウィッグの洗い方の基本や、種類別のポイントを紹介します。
ウィッグの洗い方の基本
ウィッグの洗い方は、大きく分けて以下の4つのステップになります。
それぞれのステップで注意すべきことを見ていきましょう。
1. 準備
ウィッグを洗う前に、必要なものを用意しましょう。以下のものが必要です。
ウィッグ用シャンプー
ウィッグ用コンディショナー
ウィッグスタンド
ウィッグブラシ
タオル
ウィッグ用シャンプーとコンディショナーは、一般的なものとは成分や配合量が異なります。ウィッグに合ったものを選びましょう。また、ウィッグスタンドは、ウィッグを形を崩さずに乾燥させるために必要です。ウィッグブラシは、絡まった毛をほぐすために使います。タオルは、水気を拭き取るために使います。
準備ができたら、ウィッグブラシで毛先から根元に向かって優しくブラッシングしましょう。絡まった毛をほぐすことで、洗浄時にダメージを防げます。
2. 洗浄
次に、ウィッグを洗浄します。洗面台やバケツなどにぬるま湯(約30℃)を張り、ウィッグ用シャンプーを適量入れて泡立てます。その中にウィッグを入れて、優しく揉み洗いします。力強くこすったり、引っ張ったりすると毛が抜けたり傷んだりするので注意しましょう。
3. すすぎ
洗浄したら、すすぎます。すすぎは、清潔なぬるま湯(約30℃)で何度か繰り返します。水が透明になるまでしっかりとすすぎましょう。その後、コンディショナーを適量手に取り、毛先から中間部分にかけてなじませます。コンディショナーは根元につけると毛が抜けやすくなるので避けましょう。コンディショナーをつけたら、再び清潔なぬるま湯(約30℃)でよくすすぎます。
4. 乾燥
すすいだら、タオルで水気を軽く拭き取ります。ここでも力強くこすったりしないように注意しましょう。タオルで水気を拭き取ったら、ウィッグスタンドにウィッグをセットします。ウィッグスタンドにセットするときは、根元から毛先に向かってブラッシングしながら形を整えます。そのまま自然乾燥させます。ドライヤーなどの熱を使うとウィッグが傷むので避けましょう。
ウィッグの種類別の洗い方のポイント
ウィッグには、人毛と化学繊維の2種類があります。それぞれに洗い方のポイントが異なります。
人毛のウィッグは、本物の髪に近い質感や自然な動きが特徴です。しかし、その分ダメージを受けやすく、色落ちやパサつきが起こりやすいです。人毛のウィッグを洗うときは、以下のことに注意しましょう。
シャンプーとコンディショナーは、髪に優しいものを選ぶ
洗浄時には、髪の流れに沿って揉み洗いする
乾燥後には、ヘアオイルやヘアミストなどで保湿する
化学繊維のウィッグは、カラーやスタイルのバリエーションが豊富で、形が崩れにくいのが特徴です。しかし、その分熱に弱く、変形や溶けることがあります。化学繊維のウィッグを洗うときは、以下のことに注意しましょう。
シャンプーとコンディショナーは、化学繊維用のものを選ぶ
洗浄時には、毛先を中心に揉み洗いする
乾燥後には、スプレータイプのコンディショナーで仕上げる
まとめ
ウィッグの洗い方は、準備・洗浄・すすぎ・乾燥の4つのステップで行います。ウィッグの種類によっても洗い方のポイントが異なります。ウィッグを正しく洗うことで、美しさを長く保つことができます。
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